マスター・ボウマン Master Bowman:達人弓師

 

マスター・ボウマン   ほとんどの弓師は、彼女たちの武器について完璧な修得に至る条件である集中力を得ないことから、マスター・ボウマンの技前に達することがない。真なるマスター・ボウマンは、しばしば沈黙の内に彼女たちの技術を高める必要性から、隔絶した環境で見いだされることがあり得る。このようなファイターは狙いの正確さ、射程距離、致命性などから敵の内では噂の人物となるだろう。真なるマスター・ボウマンは目標の移動速度や遮蔽にかかわらず正確な射撃で命中を得ることから、彼のアローを導く超常の力を持っていると言われている。彼女たちは自身の能力に絶対の自信を持っているが、マスター・ボウマンはめったにその技を矮小な定命者に示すことはない。
  マスター・ボウマンNPCは時に孤独の内に彼女たちの技術を完成させる目的から、無人地帯に見いだされることがある。少数の者は英雄や盗賊の首領になるが、外界に対して彼女たちの技術を広めることについては、大部分の者は必要と認めていない。
  ヒット・ダイス:1d8

 

前提条件 Requirements
  マスター・ボウマンになる資格を得るためには、キャラクターは以下の全基準を満たさなくてはならない。
    基本攻撃ボーナス:+12。
    特技:遠射、近距離射撃、精密射撃、速射、機動射撃、武器熟練(いずれかのボウ)、武器開眼(いずれかのボウ)。
    技能:精神集中4ランク、製作(弓つくり/矢つくり)8ランク。

 

クラス技能 Class Skills
  マスター・ボウマンのクラス技能(そしてそれぞれの技能のための対応能力値)は登攀【筋】、精神集中【耐】、製作(弓つくり/矢つくり)【知】、隠れ【敏】、聞き耳【判】、忍び足【敏】、視認【判】と水泳【筋】だ。技能の説明についてはPHB第4章:技能を参照。

  レベル毎の技能ポイント:2+知力修正値。

 

クラスの特徴 Class Features

  武器と防具の習熟:マスター・ボウマンはすべての単純武器と軍用武器、軽装鎧に《習熟》している。レザーより重いすべての鎧は〈平衡感覚〉〈登攀〉〈脱出術〉〈隠れ身〉〈跳躍〉〈忍び足〉〈すり〉〈軽業〉技能に防具による判定ペナルティーがあることに注意しろ。

  達人の射撃 Master Shot:ラウンド中に1回しか射撃をしなかった場合、マスター・ボウマンは彼が行う弓によるすべての攻撃とダメージのロールにクラスレベルが加算される。

  開かれた射撃 Shoot the Opening:いかなる弓を用いているときでも、マスター・ボウマンは彼の周辺20フィートを機会攻撃範囲とする。彼はこの範囲内の目標に対して自身の弓を用いて通常に機会攻撃を行うことが出来る。

  達人の狙い Master Aim:慎重に狙いを定めて攻撃することにより、マスター・ボウマンは彼のアローを最も重要部位に命中させることが可能になる。3レベルになると、マスター・ボウマンは彼が移動や移動相当アクションを行わない限り、彼のボウで行うすべての成功した攻撃に1d6ダメージを加えることができる。

  全てを見抜く目 All Seeing Eyes:4レベルで、マスター・ボウマンは彼自身の武器について真には熟練していないものの、彼は他の、より劣る弓師の行動を予測することができる。マスター・ボウマンは遠隔攻撃に対して立ちすくみ状態になることはありえない。

  全てを見抜く狙い All Seeing Aim:密集した遮蔽はマスター・ボウマンにとってはわずかな意味しかなく、彼は簡単に群葉や煉瓦の山の後ろで怯えている目標を選び出すことができる。5レベルになると、ボウマンに照準された目標は1/4遮蔽または1/4視認困難以上の利益を得ない。完全遮蔽や完全視認困難の目標のみがこのクラス特技に免疫がある。

 

マスター・ボウマン
クラス
レベル
基本攻撃
ボーナス
頑健反応意志特殊
+1+2達人の射撃
+2+3開かれた射撃
+3+3+1+1達人の狙い
+4+4+1+1全てを見抜く目
+5+4+1+1全てを見抜く狙い