ネヘオド、〈二人にして一人なる者〉は、定命者と不死者という２つの様相を得た神格である。創造主にして被造物であるネヘオドは、万物のすべての側面を兼ね備えていると言われている。全知全能である彼は、万物に対して究極の慈愛を注いでいる。ヴェイオス Vaios、ネヘオドの最初の僧侶にして定命者としての様相は、すべての僧侶が歩むべき教義を生み出した。彼の生まれ日はもっとも高貴な祝聖日として祝われている。
　　ネヘオド教会では礼拝こそが重要視される（なぜなら礼拝において、現実を尊重し、敬意を払うということを学ぶからである）。礼拝は黙祷と同様に現実の活動に焦点が当てられる。ヴェイオスの儀式には、聖なるレリックを手にした秘蹟を持つ僧侶に促された賛美歌と、正統な祭儀と祈祷への参加も含まれる。
　　すべての教区民は慈愛を意味する儀式用の緑色ローブを身にまとう。僧侶は寺院で起居し、万物についての知識と愛を学ぶ。彼らは神聖さを意味する白衣をまとう。僧侶と教区民の衣類はよく似ており、人々の尊崇を集める。聖誕祭には、創造と気高さを意味する赤のストールを肩にかける。

教義 Beliefs

　　ネヘオドは創造の全側面を顕す。それはすなわち創造主を意味する。彼の教えを信じ、それに従う者は、思いやり、真実、公正、慈善を信奉している（実際は、最初の僧侶ヴェイオスの教訓）。彼らは厳密には慈悲の哲学と例外なき赦しに固執する。なぜなら創造の全側面には創造主の様相を含むからである。彼は言う『彼らは真実と善行を守り信ずる。災難や混乱、苦痛、堕落と戦うために』。

専門僧侶 Specialty Priests

　　ネヘオド僧侶は常に白をまとう。両肩には宗教的意義のある色付きのストールをかける。教会の階層は、見習僧、侍祭、副祭司、大祭司に分かれる。男僧と尼僧は互いを階層に関わらずブラザーかシスターと呼び交わし、他の者にもそのように呼ばれることを期待する。

　属性：いずれかの善
　領域：旅、創造、神託、地、水、火、風、治癒、死霊術士、守護、戦、魅惑
　シンボル：円の中に円があり、内側の円の中にはさらに多数の円がある

寺院の配置 Layout of the Temple

１．玄関 Vestibule 入口の間。 ２．水盤の間 Font Chamber 大きな聖水盤が設えられている。 ３．ギャラリー Gallery 教会が重視する芸術品が陳列されている。 ４．記録保管所 Chancery 教会事務所。 ５．図書館 Library ６．聖具室 Sacristy 聖記録保管所。重要なレリックと宗教的物品を収納している。 ７．祭服室 Vestry 大部屋。まれに特別な宴会や集会に用いる。 ８．台所／食料貯蔵庫 Kitchen/Larder 侍祭用。 ９．宿舎 Dormitory 低階層の僧侶（侍祭）と見習僧は全員、この大部屋に住んでいる。

10．勉強部屋 Study 侍祭のための静かな場所。 11．瞑想室 Chapel of Meditation ひとりで祈るための部屋。 12．身廊 Nave この部屋はステンドグラスのドームを持つ。ここには２つの祭壇がある。ひとつは部屋の中央に位置する（高さ20フィート）。もうひとつの大祭壇は階段を30フィート登った上にある。 13．貯蔵庫 Storage 僧侶用の礼服、聖礼具、予備のロウソク、その他の宗教用具がしまわれている。 14．聖域 Sanctuary 大祭壇を用いる重要な儀式がここで行われる。身廊からは死角となり、ここの出来事の大部分を見ることができない。 15．待機室 Preparation Room 僧侶が聖礼具を用意するため、聖域背後のこの部屋を使う。

16．至聖所 Holy of Holies（マップに描かれていない） この部屋は塔の頂上に位置し、直径100フィートである。ここは寺院での最も神聖な場所である。大祭司のみが入る事ができる。 17．作業室 Workroom 皮工、木工、陶工、織工、など錬金術を含むさまさまな作業所。 18．貯蔵庫 Storage ここは僧侶が用いる世俗的なアイテムを保管している。 19．教室 Classroom 20．鐘楼 Bell Tower 21．勉強部屋 Study 22．副祭司の間 Curates' Chambers 副祭司のための静かな場所。 23．客間 Guest Chambers 24．大祭司の間 High Priests' Chambers リシャール・ニーアモール Rhichal Niamor 個人の部屋。