7.踊り場の部屋 Platform Room(遭遇レベル6)

  この部屋はキャラクターに致命的な、煮え繰り返る泥上に掛けられた、異常な橋を切り抜けるように要求する。

  扉を越えると岩棚がある ‐ 巨大な自然大洞窟の、壁に設けられた短い岩の張り出しだ。遥か下には、煮え繰り返る、泡立つ広大な泥が広がる。木製の円盤の列が、それぞれ頑丈な鋼の鎖に吊り下げられ、向かいの岩棚まで、一連の“飛び石”を形成している。

 

  天井は踊り場の高さから見て平均50フィートほどだ。下方50フィートには、沸騰した泥土が広がる。

 

円盤 The Disks

  木製の円盤はそれぞれ直径約4フィートで、隣り合うそれぞれは3フィートの間隔を持つ。それぞれは中央に固定された巨大な環によって鎖に繋がれている。円盤はどの方向にも揺れ、そして重みがかかるとたちまち傾く。大洞窟の壁と同様、円盤と鎖は滑りやすい藻と残滓で覆われており、その栄養源である間欠泉が時折ほとばしっている。この覆いは、部屋全体に燐光性の薄暗い光を放つ(薄暗い光と同等)。

  キャラクターはひとつの円盤から次の円盤まで、踏み出すか(あるいは跳躍する)ことで大洞窟を渡ることが出来る。安全に1つの円盤からもう1つに移動することは、〈跳躍〉難易度14を必要とする。助走つきの跳躍(難易度を半減させる)は、最初の円盤に対するもの以外は不可能である。

  PCは安全に横断するため互い同士をロープで結びつける事もできるが、結び付けられたキャラクターのうちの誰かが円盤から落下したとしたら、残った者は〈平衡感覚〉難易度15を行わなくてはならず、失敗したなら一緒に落下する。この判定難易度は、ロープでつながっているキャラクターが落下する毎に+2ずつ増加していく。

  大洞窟で〈跳躍〉判定を行ったなら下記の表を参照しろ。

判定結果
14以上成功。キャラクターは次の円盤の真ん中に安全に着地した。
12〜13部分的成功。キャラクターは円盤上に着地したが、危険に揺らしてしまう。キャラクターは〈平衡感覚〉難易度15(滑りやすい表面による+5修正を含む)に成功しなくてはならず、失敗したなら滑り落ちる(10〜11の結果を参照)。
10〜11やっと成功。キャラクターは間隔を通り越せなかったが、反応セーヴ難易度15に成功すると目標としていた円盤の縁を掴むことが出来る。もし成功したなら、移動アクションで〈登攀〉難易度20(滑りやすい表面による+5修正を含む)に成功すれば円盤上に上がることも出来る。もしセーヴが失敗するか、〈登攀〉判定に5以上失敗するなら、キャラクターは落下する(9以下の結果参照)。
9以下失敗。 キャラクターは次の円盤に飛び乗ることを完全に失敗し、露岩やキャラクターにロープが結び付けられていないのなら眼下の泥に落下する。落下は1d6致傷ダメージを与え、2d3非致傷ダメージ(落水による)も与える。さらにキャラクターは熱せられた泥流に飲み込まれることによる10d6[火]ダメージもこうむる。

 

間欠泉 The Geysers

  この大洞窟が提供する脅威は、滑りやすい踊り場だけではない。熱泥流の間欠泉がポイントAとBにおいて噴出する。間欠泉Aは5ラウンド毎(5、10、15ラウンドと続く)に噴出し、間欠泉Bは3ラウンド毎(3、6、9、12と続く)に噴出する。扉が開いたラウンドからゲーム時間を計測開始しなさい。

  間欠泉が噴出すると、それは大洞窟の屋根に達する直径10フィートの熱泥流の円筒が現れる。いずれのキャラクターも、この熱泥流の流路に居るなら10d6ダメージをこうむる。円盤や鎖にしがみついているクリーチャーは熱泥流にさらされる。そしてそのダメージについては、下記表に示されるように、クリーチャーがしがみついている円盤に依存する。どちらの場合も、反応セーヴ難易度15に成功することでダメージは半減する。

円盤(間欠泉A)ダメージ
2、35d6
1、43d6
1d6
円盤(間欠泉B)ダメージ
7、85d6
6、93d6

 〈平衡感覚〉や〈登攀〉を行っているキャラクターがダメージをこうむった場合、再度(同難易度で)判定に成功しなくては落下することを覚えておけ。

 

特別な経験値調整:この区画を無事に通過することは脅威度6の遭遇を退けたと同等である。各キャラクターはそれに応じた経験値を受け取るべきだ。