名前 | レベル | 登場数 | 規模 | 痛打 | 速度 | 耐久力 | よろい | 防御 | 第1攻撃 | 第2攻撃 | 第3攻撃 | 第4攻撃 | 第5攻撃 | 注意 |
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大鷲 | 30 | 1〜10 | 巨大 | 大型 | 7/7 | 300 | 硬/11 | 90 | 巨爪120 | 大く100 | 大突100 | ‐ | ‐ | 善良でとても知性的である。大型生物用痛打表を用いる |
ソロンドール | 60 | 1 | 巨大 | 巨大 | 7/7 | 550 | 硬/12 | 100 | 巨爪300 | 巨く250 | 巨突250 | ‐ | ‐ | クリッサイグリムの鷲の王 |
グワイヒア | 45 | 1 | 巨大 | 巨大 | 7/7 | 350 | 硬/11 | 80 | 巨爪180 | 巨く150 | 巨突150 | ‐ | ‐ | 霧ふり山脈の鷲の王 |
ランドロヴァル | 35 | 1 | 巨大 | 巨大 | 7/7 | 300 | 硬/11 | 90 | 巨爪150 | 巨く120 | 巨突140 | ‐ | ‐ | グワイヒアの弟 |
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大鷲は全ての鳥の中でも最も気高く、ヴァラールの〈風の王〉マンウェと〈大地の女王〉ヤヴァンナにより作られた。彼らは全てのケルヴァル(動物)の管理者に任ぜられ、中つ国史上において数多くの輝かしい役割を演じた。彼らの功績は数知れない。彼らは実に多くの闘士たちを、彼らが最も助けを必要とした瞬間に救助した。サンゴロドリムに拘束されたノルドエルフのマイズロスと、サルマンによりオルサンクに幽閉された灰色のガンダルフは、共にこれら優美な生物の救援で難を逃れている(そして、彼らはモリアのバルログと戦った後のガンダルフをも助けた)。
大鷲は〈自由の民〉のいずれと比べても同等に知的だが、おそらくは彼らが物を作り出し、加工する術を持たないことからその中に数えられない。しかしながら、これら巨鳥は軽んぜられることはない:猛り狂う彼らは恐るべき敵であり、危機に直面した際に逡巡や怯懦はほとんど覚えないからである。彼らは悪に対しては不寛容な敵であり、ことヴァラに敵対する空舞う生物を憎悪している。
大鷲は彼ら自身の言葉であるエリア=アリスを用いて仲間内で話をするが、通常彼らはシンダール語で話をすることもでき、そして若干の人間言葉(例えば、西方語)を話すことも出来る。わずかな学究的な鷲は多数の言語に熟達していた。
ソロンドール、クリッサイグリム連峰のワシの王
ソロンドールは第一紀におけるベレリアンドの鷲の長だった。彼はエダインとノルドールの確かな友人にして同盟者だった。彼の気高い行為はノルドールの都市ゴンドリンにおける鷲により警護の指揮からマイズロスの救助、モルゴスに傷を負わす、俄かに焔流るる合戦(ダゴール・ブラゴルラッハ)に倒れたノルドのフィンゴルフィンの亡骸の回収、ベレンとルーシアンのアングバンド脱出の援護、第一紀最後の大いなる戦いにおける鷲軍の指揮など枚挙に暇がない。ソロンドールは紀の終焉時に西方に向かうことを許された。大鷲は立ち去る際に遺産を残していったが、それは彼ほどの力を秘めてはいなかった。彼の翼長は差し渡し180フィートで、ソロンドールはかつてエンドールの空を舞った鳥の中で最大のものであり、その体躯は竜に格闘戦を挑むことが出来るほどであった。
風早彦グワイヒア、霧ふり山脈の鷲の王
グワイヒアは毒の傷を癒したイスタリのガンダルフと友情を結んだ。後年、グワイヒアはこの時の友誼を忘れず、ガンダルフがトーリン・オーケンシールドと彼の仲間が離れ山に向かう途中にウォーグとゴブリン(オーク)に襲われた時をはじめ、幾度となく援助を行った。その後、風早彦は彼の鷲達を〈五軍の戦い〉に向かわせた。彼はまた、イセンガルド頂部に監禁されたガンダルフを、バルログとの戦いの後にジラグ・ジギル(銀枝山)の頂に横たわっていたガンダルフを救った。最後にグワイヒアは、〈一つの指輪〉を破壊した後の指輪所持者フロドと彼の仲間サムワイズをオロドルイン(滅びの山)から救い出した。グワイヒアの鷲達はガンダルフのために働いたが、彼の仲間であるイスタリのラダガストの依頼で密偵としても働いていた。
ランドロヴァル、グワイヒアの弟
ランドロヴァルはほとんど彼の兄と同じくらい力強く、〈支配の指輪〉の破壊に伴う激変に見舞われたモルドールからフロドとサムワイズを救出した。