24.河の襲撃 River Attack(遭遇レベル8)

  空中水流はこの部屋に到着する。キャラクターがこの部屋に到着したなら、以下の文章を読むか、あるいは言い換えろ。

  水流は生活観のある明るく照明された部屋に到着する。部屋には5組の携帯用寝具、荷物、衣類、錫板上の食事などの居住感のある様々なアイテムが散乱している。1対の舟が向かいの壁に立て掛けられている。

 

  舟は第23区画のそれに似ている。照明は空中水流の下に規則的に置かれた消えずの松明 を源泉とする。南壁の施錠された秘密扉(第25区画参照)は第24区画の南方の回廊に続く。

  ブルート卿(下記参照)は唯一の鍵を所持している。彼は必要であるなら、早急に撤退するためこの通路を使うつもりである。

 

クリーチャー:ブルート・サンズ・パイト卿 Sir Bluto Sans Pite はファイター/ロウグである。彼は『血塗られた河 River of Blood』事件で大量殺戮を犯す以前、領内でも尊敬を集めていた騎士であった。王の監獄から逃れたこの騎士は国外に逃れ、やがて富を求めて白羽山の探索に赴いた。彼はケラプティスの下僕に遭遇した後、悪しきウィザードに仕えることを選択した。ブルート卿は密かにケラプティスに謀反を企てており、いつしかこの構造体全てを自身のものとすることを夢見ている。

  ブルート卿は4人の1レベル人間ローグの一隊を率いている。彼らはの通常の武器の他に、2人のローグはネットを構え、残る2人はロングスピアを構えている。

  誰であっても〈知識:地域〉か〈知識:貴族および王族〉難易度15に成功することで、ブルート卿を見分け、そして1000gpの賞金が懸けられている事に気付く ‐ 生死を問わない。

  ブルート・サンズ・パイト卿 Sir Bluto Sans Pite ヒット・ポイント39

  ローグ (4人):ヒット・ポイント11

 

戦略 もしキャラクターが空中水流を舟や泳いで進入するなら、住民たちは2ラウンドの警告時間を得、所定の位置に移動して迎え撃つことが出来る。もしすべてのキャラクターが別の手段(水流上を飛行するような)を使うなら、彼らは待ち構える時間を得ない。

  彼らが準備済みの場合、2人のローグは最初のキャラクターが室内に入ると共にネットを投げる(なるべく鎧を着たPCに)。彼らはネットに《習熟》していないため、それぞれの攻撃ロールには−4ペナルティーをこうむるが、その攻撃は接触ACを用いるので、実際のところたいした技術は必要ではない。ローグたちはネットの引き縄を持っているため、次ターンの開始時に舟ごと引き寄せることが出来る。キャラクターは舟から放り出され、伏せ状態で床上に落とされる。他の2人のローグはネットに絡まない舟乗りを、バランスを崩させるべくロングスピアで攻撃する。

  ひとたび接近戦が始まったなら、4人のローグは全員武器を捨て、レイピアを引き抜く。もし可能であるなら、彼らは〈軽業〉を用いて移動し、PCを挟撃しようとする。

  ブルート卿はパーティ・メンバーの中で最も強壮に見える者に挑戦することを好む。彼は一人の敵と近接している場合、《急所攻撃》ダメージを有効とするよう、立ちすくみ状態にする為《フェイント強化》を用いる。複数の敵に近接しているなら、彼は至近の敵すべてを攻撃するために《大旋風》を用いる。彼は挟撃位置に移動するためと背後の安全を確保するために《一撃離脱》を用いる。彼は命中させることが容易な敵や、あるいは戦闘を引き伸ばす必要がある場合《攻防一体》を用いる。ブルート卿は勝利が望めなくなるまで戦い、そして後退すると部下に背後を守らせつつ秘密扉を開け、回廊を逃走する。

 

宝物:これらの悪党が所有する貴重品は下記の所持品欄に記されている。部屋には5人を1ヶ月養うだけの保存食が用意されている。彼らは水流から飲料水を得、そしてそれは魔術的に補充される。