THE TOCHIRO

by L. MATSUMOTO

退治にむかう

怪人トチロー

ＳＦ活劇!!

その星に

おりてきたのは

その星の半分が

夜のとばりに

つつまれている時だった

もちろん　あとの半分は

昼間のことだったと

語りつたえられている

きいたきいたよまるでおいぼれた
ネコのヘみたいな音をたてる船だった

どうせくいつめ者だ！

服の色はなんだ？

きしし

ズルズル

ほんとだボロ布をかぶってやがるぜ

……………!!

いらん

ぼうやじゃねえ

おれはめしをくいによったんだよ今は　のみたくねえ

バシャ

ぎゅ〜にゅ〜

なんだとガキ！

ドシェッ

バラリ

？

一生に一度おがめるかどうか
わからないってえくらいめずらしい
ダイヤコインだってえ!?

ダイヤコインのせいか？

あとはカシオペアの石貨か地球の銅貨しかねえよ

案内人をね

するとあんたもなにかねアレを探して……

なんだ？

！！

おいたわしや

知ってるのか？

トチロー

あっちからだ

！

なんだありゃ

おれを

おう　そうだ
砂ネコネズミには賞金が　たくさん
かかってるからな〜
やっつけに　だれかくるたびに
こんな騒ぎになるのか
それもよかろうね〜〜

ジックインかメールダ

天才…そういったのねえさんは………

キャットラットね　あなたキャットラットに
かかった賞金いくらかしってるの？

ばかね今じゃその10倍よ
三千五百万円
スタードルで百万

どこにいる？　キャットラットは？

もってるよ銃もナニモカモね

ベアーロックにいるわ

あはは砂ネコネズミが
熊の岩山にいるってのか面白い

ナニ　あと一〇〇メートル!!
あんたはたしかに天才的案内人だよ
メールダ!!

うわ

でたかくそ!!

くたばればけもの!!

ヴォム

パキーン